今回の本は
逝きし世の面影 渡辺京二(著)
「いきし世」
なのか、はたまた
「ゆきし世」
なのか
読みながら
ずっとモヤモヤしてたけど
最後まで謎のまま…
要するに、
だいぶ昔の日本に来た外国人が日本のことをどう言ってたか
をまとめた本です。
とっても興味深いけど、
とっても難しかった!!!
私の逝きし日々
中学生の頃、
仲良いメンツ4人で
USJに旅行しに行った。
はじめての旅行
はじめての子供だけの遠出
ワクワクで夜も眠れなかったぜ!
もちろんスーツケースも初めてである。
出発の朝
電車は通勤ラッシュど真ん中である。
当時のサラリーマンたち
迷惑だったろうなぁ…(ごめんね)
ガキンチョ4人組は、
そんなこと何も考えていないわけである。
4人して
でっかいスーツケースを引きずって
何とか乗り込む。
そして、下車する時、
思いっきりスーツケースを蹴られた
私の逝きし世の面影である。
むかしのニッポン

エドウィンアーノルドって人が
こう言ってたらしい
日本には、礼節によって生活をたのしいものにするという、普遍的な社会契約が存在する。
誰もが多かれ少なかれ育ちが良いし、「やかましい」人、すなわち騒々しく無作法だったり、仕切りに何か要求するような人物は、男でも女でもきらわれる。
すぐカッとなる人、いつもせかせかしている人、ドアをばんと叩きつけたり、罵言(ばげん)を吐いたり、ふんぞり返って歩く人は、
最も下層の車夫でさえ、母親の背中でからだをぐらぐらさせていた赤ん坊の頃から古風な礼儀を教わり身につけているこの国では、居場所を見つけることができないのである。
本書182ページより
えーっと
その社会契約とやらはどこへ行ったのでしょうか…
毎日電車の中を見渡しても
死んだ目をした疲れた大人しか
見当たらないようです。
いつも明るく、誰に対してもやさしく笑顔で挨拶をして、人によって態度を変えない
そんな日本人の方がいらっしゃいましたら
ぜひ紹介をしていただきたい。
「絶滅危惧種」の称号を差し上げます。
ゆるすよ、ハリス

日本と通商条約を結びに
下田に来たハリスはこう言ったらしい。
彼らは、(中略)幸福そうである。
一見したところ、富者も貧者もない。
これがおそらく、人民の本当の幸福の姿というものだろう。
私は時として、日本を開国して外国の影響を受けさせることが、果たしてこの人々の普遍的な幸福を増進する所以であるかどうか、疑わしくなる。
本書121ページより
ハリス!
わざわざやってきて、
めちゃくちゃ余計なことしてくれたな!
おかげさまで、令和ニッポンはなれの果てみたいなってますわ!!
こいつが「クリスチャン」だなんて聞いてあきれるナ!
「カミハアイデス」じゃないのよ。
未開の地に文明をもたらす
的な思考はいい加減にしてもらいてぇ。
まぁでもやっちゃったことは仕方ないか。
許すよ、ハリス。
神は愛 なんだろ。

