2026/01/29:みなされる義

聖書エッセンス
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今日の聖句をお届けします。

本日は、信仰の父アブラハムの生涯から、福音の核心に触れる一節を選びました。

今日の聖句:創世記 15章6節

原語(ヘブル語):

וְהֶאֱמִ֖ן בַּיהוָ֑ה וַיַּחְשְׁבֶ֥הָ לּ֖וֹ צְדָקָֽה׃

逐語訳: 「そして彼は主を信じた。すると、主はそれを彼に対して義とみなされた。」

解釈ポイント


この箇所は、聖書全体の背骨とも言える聖句です。

新約聖書においてパウロが

信仰による義」を説明する際にも引用されます。

「ハーシャヴ(חָשַׁב:ḥāšav)」の恵み

ここで使われている「ハーシャヴ(חָשַׁב)」という言葉は、

会計用語で「勘定に入れる」という意味を持ちます。

アブラハム自身に「義(正しさ)」という資産があったわけではありません。

言うなれば、

彼が主の約束を信頼したとき、

神が彼の口座に「」という名の資産を振り込まれたのです。

キリストとの結びつき

この「みなされる義」は、

究極的には主イエス・キリストを指し示しています。

アブラハムが信じたのは「あなたの子孫によって地上のすべての民族が祝福される」という約束でした。

その子孫の頂点におられるのがキリストです。

私たちがキリストを信じる時、

私たちの原罪1がキリストによって清算され、

キリストの完全な義が、私たちに「記帳(転嫁)」されます。

アブラハムが受けた義は、

数千年後のキリストの十字架による救い

先取りするものだったのです。

訳文比較

新改訳2017: 「彼は主を信じた。主はそれを彼の義と認められた。」

新共同訳: 「アブラムは主を信じた。主はそれを彼の義と認められた。」

多くの日本語訳では「認められた」と訳されています。

原語のニュアンスはより動的で、

「(本来はそうでないものを)そのように評価してカウントする」

という法的・事務的な響きがあります。

自分の行いではなく、

神の側での一方的な「評価の決定」によって救いが成立していることが、

原語の「ハーシャヴ」からより鮮明に浮かび上がります。

アブラハムが見上げた星空の約束が、

今日、私たちの救いの確かさとして輝いています。

  1. 原罪:人は生まれながらにして、神を信頼して生きるよりも、自分中心で生きてしまうようになっていること ↩︎
著者プロフィール
ともなり
この記事を書いた人

✞ 26歳、牡牛座、A型
✞ MBTI:INFJ-T(提唱者)
✞ 愛読書:聖書
✞ 信条:
 「キリストを信じることは、日本人としてのあり方を捨てることではない。むしろ日本人としてのルーツに向き合うことである。」

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