こだわる人は自信がない

4.0
哲学・考え方
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今回の本は…

「超バカの壁」養老孟司著 です!

この方、個人的にかなり好きなんです。

東大教授の解剖医の方で、

現在もお元気です。(執筆時)

以前は、ご自身のYouTubeチャンネルも

やっておられましたが、

おそらくご体調の都合で、

突然削除されたようでして、

とても心配していたのですが。

最新の講演会の様子がアップされており、とても安心しました。

シェアしちゃいます。

ああすればこうなる。こうすればああなる。

長年のご活動を通して

養老先生が主張していることって

究極的には1個だけなんですよね。

現代人は、

「こうすればああなる。ああすればこうなる」

という視点でしかモノゴトを捉えていない。

という主張です。

例えば、

  • この商品の原価はいくら。利益を出すには、売値は¥◯◯円にしないと、赤字だ。

これ、典型的な「ああすればこうなる」です。

  • 部屋を〇〇なイメージにしたい。だから、〇〇色のモノしか置かない。

これも「ああすればこうなる」ですね。

  • 子どもを将来はこういう風な大人に育てたい。だから塾に行かせて、習い事も掛け持ちさせて、学校の成績は、(後略)

かなりの「ああすればこうなる」ですね。

これは、ドク◯の可能性が高いです。

要するに小難しく言えば、

「頭の中で意識的に結果を定めて、その想定通りに物事を動かそうとする」

これが現代人特有の思考だ

ということです。

あれこれ考えすぎる

この思考の問題点は

「あれこれ考えすぎる」

ということに尽きると思います。

求めているゴールは定めたとしても、

現実はもっと複雑で、未確定な要素が多い

だから想定通りに上手くいくはずがない。

けれどもゴールは決めているから、

なんとかしなければならない。

その結果

思い詰めたり、

空回りしたり、

突拍子もないことをやり出す

のではないでしょうか。

こだわりは自分らしさではない

「自分らしさ」もそのひとつです。

自分らしくあるために、これをする

これって結局は、

「自分らしさ」というあるべき形を定めて、

それに合うようにして「こだわり」という壁を作る。

  • 〇〇の服以外は着ない
  • この店に来たら、絶対に〇〇以外は食べない
  • このやり方は絶対に〇〇と決めている

細かくこだわりを定めるのは、

「自分についての確信がない」

ことの表れなのです。

(と、本書では言っています。笑)

なるようになる

本来の自分らしさは、

別にいちいち決めなくても、

勝手にあらわれてくるもの

なのではないでしょうか。

  • その日、食べたいものを食べる
  • 着たい服を着る
  • 急に気分が変わったから別のことをする
  • 計画立てずに、気ままにやる

こんなふうな生き方って現代だとあまり評価されないけど、

そのほうが、楽に生きれますよね。

まさに、

江戸っ子は宵越し(よいごし)の銭は持たない

その日を好きなように生きる

ということです(笑)

難しいけどね。

では。

著者プロフィール
この記事を書いた人

♞ 26歳、牡牛座、A型
♞ MBTI:INFJ-T(提唱者)
♞ 愛読書はバイブル
♞ モットー
 「広く、浅く、テキトーに」

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